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ヤクーツク航空(ロシア).スホーイ・スーパージェット100-95B(RA89012).松本空港. 2017 |
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セヴァースタル・アヴィア(ロシア)スホーイ・スーパージェット100-95B(RA89118).シェレメーチエヴォ国際空港.モスクワ.ロシア.2019 |
【凡例】※全て判明分のみ記載 |
スホーイ・スーパージェット100
Sukhoi Superjet 100
ロシアの航空機メーカー、スホーイによって開発されたリージョナルジェットです。スホーイと言えば、ソビエト時代から「スホーイ設計局」として、MiGなどと並び軍用機(戦闘機・攻撃機)の設計部門でした。現在でも現在Su-24、Su-25、Su-27、Su-30、Su-33、Su-34、Su-35など、ロシア空軍の主力の一つですが、民間旅客機製造にも乗り出し、この機体が出来上がりました。
旧ソビエト時代のように、航空機作成の全てを一国で賄うのではなく、西側諸国の各国と国際共同で開発・製造しているのは特筆すべきことです。機体の設計と製造こそスホーイですが、型式証明取得作業はロシアのイリューシン、販売や顧客管理をアメリカのボーイング。エンジンは、ロシアのサトゥールンとフランスのスネクマの共同開発で、空調や制御系はドイツのリーブ・・・という感じです。
実機を見た感想ですが、外見は(細部は異なるものの)一見A320のように見えた気がしました。個人的に最も違うと感じたのはエンジン。ロシアとフランス共同開発のSaM146ターボファンエンジンは、いつもの(例えば)CMF56などとは音もにおいもかなり違います。「おおっ。ロシアの機体だなぁ」と感慨に浸れるような音とにおいでした。