イラン航空(イラン).エアバスA300-605R/A300B4-605R(EP-IBB).ロンドン・ヒースロー空港.イギリス.2013 Iran Air(IR/IRA).Airbus Industrie A300B4-605R(EP-IBB).at London Heathrow Airport(LHR/EGLL).U.K.2013 |
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イラン航空(イラン).エアバスA300-605R/A300B4-605R(EP-IBA).エンジン:2.GE.CF6-80C2A5.座席:C22Y239.前籍:F-WWAL.製造:1994.最大離陸重量:170500kg.スキポール空港.オランダ.2002 Iran Air(IR/IRA).Airbus Industrie A300-605R/A300B4-605R(EP-IBA).powered by 2 GE.CF6-80C2A5.config:C22Y239.preID:F-WWAL.mfd:1994.mtow:170500kg.at Luchthaven Schiphol Airport(AMS/EHAM).Netherlands.2002 |
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イラン航空(イラン).ボーイング747SP-86(EP-IAC).エンジン:4PW.JT9D-7F.座席:C22Y283.製造:1977.最大離陸重量:303907kg.成田国際空港.2000 |
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【凡例】※全て判明分のみ記載 |
イラン航空 Iran Air(IR/IRA)
イラン航空は、イランの首都テヘランのメヘラーバード国際空港を拠点とするイランの国営航空会社です。1946年設立のIranian Airwaysと、1954年設立のPersian Air Serviceの合併、国有化により1961年に設立されました。イランで戦後最大の出来事といえば、1979年のイラン革命です。私個人の解釈ですと、この改革は、「反米だの親ソだのからは一歩離れたところで、民衆がパフラヴィー朝に代わって、ルーホッラー・ホメイニーを精神的に支持しイスラム教十二イマーム派(シーア派)の革命勢力が政権を奪取した政治的変動」ととらえているのですが、とにかく西側寄りだった前政権を倒してしまったのですから、アメリカから嫌われてしまい、経済制裁が発動してしまいました。その結果、アメリカ製の機材はもちろん、分担比率で計算すると欧州産であるエアバス機ですら買えない、というのがイラン航空の実情です。日本とのつながりですが、1974年に東京への乗り入れを開始し、今も続いています。かつてはノンストップ便または北京経由の週2便で運航されていましたが、ノンストップ便がソウル経由に変更されそのソウル経由も2010年9月に廃止され、現在は北京経由のみ週1便の運航です。そして特筆すべきはその機材。日本線にはボーイング747-SPが使われています。このSPは、Special Performanceの略で、B747が登場時、-100型、-200型に続いて、胴体の前後を大きく短縮し、エンジンを強力に、燃料搭載量も増し、垂直尾翼も大型にして、超長距離を飛ぶ、という設計の機体です。その後もっと効率が良く、航続距離が長い機体が出てきたのでこのSPはわずか45機しか作られず、間違いなく747ファミリーの異端児となっている機体です。