ベータカーゴ(ブラジル).マクドネルダグラスDC-8-73F(PP-BEL).エンジン:4.CFM.CFM-56-2C.貨物機.製造:1969.前籍N809DH.最大離陸重量161025kg.グアルーリョス国際空港.ブラジル.2011 Beta Cargo(-/BET)Brazil.McDonnell Douglus DC-8-73F (PP-BEL).powered by 4.CFM.CFM-56-2C.mfd:1969.preID:N809DH.mtow:161025kg.at Aeroporto Internacional de Guarulhos(GRU/SBGR).Sao paulo.Brazil.2011 |
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廃棄機体 |
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【凡例】※全て判明分のみ記載 航空会社名.(国籍).機種名.(登録記号). エンジン(数、エンジンメーカー、形式) 座席( F:ファーストクラス.C:ビジネスクラス.PY:プレミアムエコノミー.Y:エコノミークラス) 前籍(その機体が以前に持っていた登録記号があれば記載) 製造(工場からの出荷年), 最大離陸重量. 撮影場所(撮影国). 撮影年 【Description】 Name of airline. (Airline code :IATA/ICAO). Name of Country. Type of aircraft.(Registration number) powered by:number of engines.manufacturer.a exact type of engines mtow:maximum take-off weight config:a exact seating-configuration preID:previous identity( registration number) mfd:month and year of manufacture at XXX airport :airport name(IATA code(3-letter)/ICAO (4-letter)).Country.Photo taken year |
マクドネル・ダグラス DC-8
McDonnell Douglas DC-8
ダグラス DC-8は、1950年代に始まった第一ジェット機世代を代表する旅客機です。アメリカ合衆国のダグラス・エアクラフト社が開発した大型ジェット旅客機で、特に-70型は、当時世界最大のジェット旅客機でした。戦後、急速にジェット技術が進み、各国、各社で熾烈なジェット旅客機の開発競争が行われていました。
先陣を切ったのがイギリスのコメット。美しい流線型の機体で「世界初のジェット旅客機」の栄誉をいただきましたが、すぐに原因不明の墜落事故が多発。後に金属疲労と判明しましたが、その間にアメリカのボーイング社が、空軍の燃料補給機をベースにした「ボーイング707」を発表。その性能と容量の広さにたちまち世界を席巻していきました。
一方、ライバル会社であったダグラス社は、先行していたボーイング707に追いつくため「試作機なしでいきなり量産」という新手法で短期間で大型ジェット旅客機を生産。それがこのDC-8です。
結果的に、基本設計が非常に優れていたことと、胴体の延長が容易だったため、1959年の路線就航から、1972年の生産中止まで、556機が生産されました。
DC-8がライバル機のボーイング707に勝った理由の一つは、DC-8の主脚が長く、胴体延長しやすい(=定員を増やしやすい)ことにあったといわれています。B707は主脚が短く、胴体を延長すると尻もちしてしまう機体でした。
DC-8は、技術の進歩に合わせ、様々な派生機を生みました。最終的なモデルは-60型と呼ばれ、日本航空も多数使用しました。
1980年頃には、日本を含む欧米諸国で高まった騒音規制をクリアするために、-60型のエンジンのみを改修する-70型が作られました。
2011年現在、現役で飛んでいるDC-8はすべてこの-70型です。ただし、残念ながらすでに40年以上経過している機体ですので、DC-8が世界の空からなくなってしまう日はそう遠くないと思われます。